2010年05月24日

蓴菜

初物の蓴菜です。

産地は秋田
今は、ほとんど秋田産ですねぇ
例年に比べて、大きめです。

上等なのは、やはり小粒なもの
1番目の芽ですね
お茶と同じように、1番目の芽が珍重され
2番、3番と等級が下がるようです。

中国産も出回りますが、香りに乏しい。。
ほのかに青臭いような..蓴菜にしかない香り
シコ、コリッとしてヌルッとした独特な食感
これが蓴菜の身上でです。

この香りを生かすために、調味はアッサリと仕上げます。
酢のものとしても
出汁:薄口醤油:千鳥酢が8:1:1で追い鰹という加減酢
出始めの新生姜や茗荷などを添えて、爽やかさを強調すれば
ジメジメした雨の夜には最適ではないでしょうか?

もうひとつ、ウチの定番
蓴菜の冷たい茶碗蒸し

こちらは旨出汁をはって、ツルンとした茶碗蒸しと一緒に食べて頂きます。
青柚子が出回り始めたら、その皮を擂って爽やかを強調
冷えた白ワインや冷酒がいいですね

あまり一般的な食材ではないかもしれませんが
初夏から梅雨、夏の初めまで出回ります
この日本独特の 食感や香り。。
季節の花や、雰囲気、気候と共に味わって頂きたいですねぇ

ちなみに、自分が飲みに行って
この蓴菜に出会うことが少ない....
料理屋さんならあるけど...
こんな肴で一献かたむけたいんだけどなぁface06

  
タグ :初夏梅雨


Posted by chibi at 22:46Comments(2)素材