2010年01月23日

駒形神社

先日の定休日に 神社ウォッチングをしました。
例の本は、持ってなかったので適当に散歩気分で行ってみました。

駒形神社
駒形神社
自宅から 歩いて数分ですが、入ったのは初めてです

鳥居は コンクリート製で明神鳥居といわれるタイプ
貫にクサビがあるけど、コンクリートでは意味がないような気もします
デザイン上の装飾でしょうか....

庚申塔
駒形神社
神社の片隅に ひっそりと置かれていた
元々は 道教に基づく庚申信仰により建てられたそうで
江戸時代初期から 全国に広まったそうだ。
初期は、「見ザル、言わザル、聞かザル」の猿が書かれていて
字だけの物は、江戸後期か明治初めぐらいだと思われる。
主に、街道沿いに置かれていたらしいのだが、撤去されるときに
この神社に移されたもの思われます。
神社とは直接関係ないけれども、このように受け入れる
おおらかさを感じます

狛犬
駒形神社
元々は、犬ではなくライオン。それが大陸を渡ってくるうちに架空の動物の獅子になって
高麗を経て伝わったので、高麗犬(こまいぬ)になったようです。
ここの狛犬は、手鞠を掴んでいる(玉取り)ものと、子供を掴んでいる(子取り)もので
一対になっていました。
阿型(あぎょう)と吽型(うんぎょう)を意味するようで
阿吽とは、吐く行きと吸う息、陰と陽、始まりと終わりのように物事の全体を表しています
息がピッタリ合うことを「阿吽の呼吸」と言いますが、ここからきているようです

手水舎
駒形神社
ここの手水舎(ちょうずや)は屋根がなく
カッコイイ 竜の口から水がでていました
よくみると、右手に玉をもっています

由緒
駒形神社
こういうとこに 由緒があることも初めてしりました。。

駒形信仰といのは、平安時代に東北で生まれたようです。
雪解けの時期に 山に残る雪の跡(雪代)で、その年の農作物の吉凶を占ったそうで
これは、全国にある駒ケ岳も、その範疇にあると思います
そして、この地に伝わってきたのが平安中期
安倍川の流れに沿う川野辺(=川辺町)の発展を祈願して置かれたと書かれていました
う~ん そんなに歴史があったのかぁ

拝殿
駒形神社
空襲で焼けてしまったようで、戦後のコンクリート製の建物でした
それでも、屋根の下には狛犬や竜の凝った装飾がみられます
手前にある灯篭も昭和33年献灯されたと書かれていて
明り取りの部分に描かれたウサギや鹿の彫り物も風化が進んで
判別が難しかったです

ふぅ~意外にも発見が多く 楽しい神社散歩となりましたface02








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Posted by chibi at 15:07│Comments(0)その他
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